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ONE

ASKA ALBUM

ONE

 

1997年3月12日 最高位4位 27.8万枚

ソロとしてははじめてロンドンで製作されたアルバム。

売上とか見てみれば先行シングルの「ID」よりも下回ってたり全盛期は完全に過ぎ去った感が色濃く出てきた時期ですな。

 

そういや、このタイミングで初のソロツアーが行われましたなぁ。

これがなかなかいろいろ彼を変えたことのひとつだったような気もします。

 

このアルバムからロンドンで製作時のプロデューサーがジェス・ベイリーからSwing Out Sisterとかでお馴染みのポールオダフィーとかに変わったってのが大きなポイントですね。

製作方法もASKAがガッチリデモ作ってからアレンジャーって手法から、ラフなデモからアレンジャーとASKAが協働で作り上げていくという手法が用いられました。故に「実験アルバム」なんて言い方もしておりました。

 

全体的に明るく爽やかな作風となっており、10曲で45分程度とそれまでの詰め込みました的なのから一線を画すもので実に聴きやすいものになってます。

この10曲にこだわる上で”あえて”外した2曲が「これあえて外すってすげえな」って出来なのでそれもついでに紹介しておきます。

 

 

風の引力

IDのカップリング曲。

JALのCMソングにもなってたらしい。見たことないけど。

ウィスパーボイスを多用して、ザックリバンドサウンドでとっても爽やか。

 

ONE

後に「ガラスの靴」なんていう加藤紀子が主演のどう考えてもイマイチなドラマの主題歌になってシングルカットされ、イマイチな売上でしたね。

シングルとアルバムではボーカルとミックスが違ってて結構印象が違う。シングルの方が好きかな。

しかし、「あんなに好きだった君なのに」って歌詞いいね。こんなドストレートな歌詞は珍しいし、このストレートさにグッとつかまれるね。

 

草原にソファを置いて

ASKAの歌詞の中でいちばん好き。

「君も負けるな頑張れ〜」の下りが特に好きで。なんかこの捻くれてる感が「やっぱこの人好きだなぁ」と思わせる部分。

で、こんな歌詞書いてる人に向けてファンが「一緒に頑張ろう」なんて言ってるのが面白いw

曲的にはもうASKAの王道な壮大なロックバラード。もう悪いわけがないソロの名曲中の名曲です。

 

バーガーショップで逢いましょう

「有名人が密会してます」って歌です。実際のASKAさんはこんな爽やかな密会はしてなかったみたいですが。

もうね、これはライブの曲です。の割に、10数年歌われてなかったですけど。

久々に演奏されたROCKETツアーではこの楽曲での盛り上がりが凄かったっすね。

 

僕はすっかり

「僕は」シリーズです。もうこれもASKA王道のラブソングポップ。

この辺りからのASKAの書くラブソングって基本的にズルいんですよね。

基本的にズルい男ですね。ASKAさんは。

 

共謀者

これ今後復帰したとして歌えるんか?w

シャウト一発のイントロがめっちゃライブで映えるんで歌って欲しいんですが。

ASKAにしては珍しい、ロックンロール的な歌ですよね。ロックンロールってどんなのかよくわかんないんですけど。

 

帰宅

ギターとストリングスで構成された内省的な作品。

WALKツアーの時にMCでこの曲について語ってましたが、今思うとあの時これをやたらと力入れて歌ってたってのはなかなか感慨深いですな。

 

ブラックマーケット

「Views」のこと歌ってますね。YAH YAH YAHと同じような感じで書いたんでしょうね。

でも、この歌詞の世界にどっぷり本人が浸かっちゃった感があるんだよね。

これはKicks Streetとかにも言えることだけど。

曲自体はノリのいい感じなのでもっとライブで歌えばよかったのに。

 

君が家に帰ったときに

入院してる彼女に「君が死んでも僕は生きるよ」はねぇだろって思うんですがw

このへんの時期からの歌詞の描写力はちょっと神がかってますね。

 

ID

しかし、これ異質だよね。アルバムでも浮いてるのがシングルって、どうよ。

シャキシャキしたストリングスとASKAの粘着質なヴォーカルが絡みついてなかなかクドイ曲に仕上がっております。

「2ちゃんねるを予見してたのか」なんて言われたりもしましたが、「なぜこの時期にASKAからこの歌詞が生まれたのか」って部分に非常に興味があったりします。

 

 

おまけ

 

後にイマイチなドラマの主題歌としてシングルカットされトップ10落ちしたシングル「ONE」。

それだけに収録された2曲が実に良い曲で。なんだったらアルバム収録曲よりも目立ってるのでご紹介。

 

着地点

この曲が次回作「Kicks」との架け橋になってるような気がしますね。

ライブでは演奏も歌唱もさらにロック色が強められたおりました。

ちなみに辛うじてASKA the BESTに収録されております。

 

こんなふうに

この曲、ASKAソロで「はじまりはいつも雨」、「Girl」に並ぶ超名曲です。

とにかく、歌詞が素晴らしい。多分ASKAの歌詞のなかで一番好きかもしれない。

「目覚めて彼女が朝食作ってるところに寝起きでヨタヨタと向かってます」ってだけのことを「焼かれたパンの上を〜宇宙飛行士のようさ」と表現してるわけですもん。

いやぁ、こういう「普通の風景」を美しく描くあたりがASKAのスゴさなんだと思います。

過去に何度も言ってますけどこの辺の時期から歌詞が無茶苦茶スゴいことになっていきます。

 

ONE
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