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ASKA ALBUM

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97年に開催された初のソロツアー「ID」で「来年はふたりで来ます」なんて言って、会報では「今回のチャゲアスのツアーは久々にホールとアリーナ併用でやります」とまで書いてのソロ活動延長となった98年。

そんな中で出てきた今作は今までのASKAの作品としても異質なもので、上記のような経緯もあってかなかなか「多くのファン」には受け入れられにくい作品となりました。

「こんなのASKAさんじゃない!」ってある意味じゃちゃんと音楽を聴いてくれてたファンが離れていって、「キャーASKAさんカッコイイ〜(ジュンジュワ〜」なファンだけが残っていくという本末転倒な現象が起き始めるのもこの時期だったりして。

 

ロックとクラブミュージックの融合」というテーマのもと作られた作品。

歌詞の内容が実に「お薬」っぽいのもポツリポツリと入ってて、「ロンドンでやっちゃったかなぁ?」みたいなのが見え隠れしておりまして…

やけにASKAが色気付いてCHAGEに「イタリア男」なんて呼ばれてた時期だし。

 

と、まぁ、結構ネガティブ要素満載の作品のですが、作品自体は実に良い作品です。

いくらサウンドが異質なものになったところで、メロディーはASKAなわけで。

キャッチーさは忘れておらず、歌詞の内容も「SCRAMBLE」あたりのように哲学めいたことも歌ってないので取っつきやすい作品だと思うんですけどねぇ。

 

で、忘れてはいけないのがこれを提げたツアー「CONCERT TOUR Kicks」。

明らかに「チャゲアスで回ろうとしてたのソロでやってるだろう」っていう規模でやってるんですが。

もうね、前回のロックよりのポップソングってカテゴリー通り越して完全にロックライブです。

特にこの辺のASKAはまだまだ高音が出る段階での声のブッ壊れ方なのでとても良いんですよね。

映像化されてるのはそれに加え「風邪引いてまんねん」っていう状態なのでエラい声になっておりまして。

こんなことしてるから後々酷く声が出なくなって自分を追い詰めることになったんじゃ…なんて邪推してしまいますが。(でも、このツアーのガットギターで歌う「はじまりはいつも雨」は秀逸)

まぁ、よくも悪くもターニングポイントな作品です。

 

 

No Way

イントロから怪しげなSEではじまり抑えたしゃがれ声で淡々と歌い切るこの楽曲。

一曲目がこれで「なんだよこれASKAのアルバムか?」みたいなインパクトありますよね。

ライブでは最後のサビはシャウト気味で上を歌うんですけどね。

このアルバム象徴すべき楽曲です。

 

Girl

シングル曲でございますね。

まだ、この時期だったら視聴率の良いドラマの主題歌ならそこそこ売れたんじゃなかろうかっていう曲だと思います。

にしても、この歌のASKAのボーカルは秀逸ですよね。なんでこんな艶っぽい色っぽく歌えるのだろうか。

この辺からの時期のASKAの詞は確変掛かってて不倫系ラブソング書かせたら右に出るものはいないってレベルに達してる気がするんです。

これなんかもまさにそうで、歌詞がまた今のASKAのような感じで。

いやぁ、名曲っす。

 

NOW

非常にライブで唄われた楽曲。

ASKAのキャッチーなメロディーをアレンジでロックにねじ伏せてる感じがするんだよね。

これがこのアルバムの面白いところで、ASKAの個性ってのはアレンジで何をしても出るんだなって。

これシングル候補になってたのもわかりますね。

 

In My Circle

これは多くのファンに受け入れられやすい楽曲だったように思いますね。

後年「心に花の咲く方へ」で「まっすぐ伸びた円を歩く」っていう歌詞が出てきてますが、これにも通ずるテーマですね。

 

遊星

この人こういう楽曲作らせたら天下一品だな。

シンフォニックツアーで歌ってほしかったなぁ。しかし、このアルバムハッピーな歌ねーな。

 

馬を下りた王様

Kicksツアーで歌ってから一度も歌ってないけど、これ好きなんだよなぁ。

楽曲の質感は従来のASKAの持ってたもので、これ前作の「ONE」とかに入ってたらもっと柔らかい感じに仕上がってたのかなって。

これはこのアルバムっぽくベースゴリゴリな感じがいいですな。

 

同じ時代を

後年のツアーとかでは歌われすぎて「もうええわ」感が半端なかった曲ですが、いい歌ですね。うん。

語り調で一歩間違えば吉田拓郎になりそうなんだけど。

「雫が床に落ちるような時間で僕らは生まれあった」ってフレーズが美しいですね。

 

Tattoo

このアルバムの象徴する曲ですね。

アルバムのボーカルは抑え気味ですけどライブではかなりシャウトしてました。

「毛布代わりで抱いた女の〜」って歌詞すげえな。あれですね、「Knock」の「イエスといいそうな〜」みたいなもんですね。

ひでえ男だな。いや、これがこの人のリアルです。

 

Kicks Street

「夢を買うにせよ コントロールが必要だ」ってコントロールが効かなくなった2013年頃に歌ってるというのが皮肉なもんだな!

 

花は咲いたか

節目節目でこの手のテーマ歌ってますよね。

「Girl」のカップリングでアルバムより先に出てる分若干「こういうのはみなさん受け入れられやすいですよね」感がありますよね。

かなりキャッチーでクラブ云々よりはバンドサウンド感が非常に強い。

ライブでもっと歌ってもよかったね。

 

 

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